宝満宮竈門神社

境 内

境内のご案内

  • 1御本殿・拝殿

    神様のお住まいであり、私たちの願いや感謝の気持ちをお伝えする最も神聖な場所です。現在の社殿は昭和2年(1927)に建てられたもので、檜の流造に銅板葺きが大変美しい荘厳な佇まいで、もみじやシャクナゲなど緑豊かな自然の中に、静かにそして悠然と建ち、私たちを迎えてくれます。平成25年(2013)、千三百五十年大祭の節目を記念し、銅板屋根の葺き替えをはじめとする改修工事が行われ、装いも美しく整えられました。

  • 2水鏡

    水には、あらゆるもの映し祓い清める不思議な霊力があると信じられています。水鏡に自身の顔を映すことで、心の内面までも祓い清め、純粋で正直な心で祈れば願いが叶うと信じられています。手水の後、水鏡で心を清め、御神前にお進みください。

  • 3お札お守り授与所

    ご参拝の皆様をお迎えする建物で、お札お守り、絵馬、御朱印などをお求めいただけます。また、御本殿でのご祈願や神前結婚式のお申し込みも受け付けています。インテリアデザイナーのWonderwall片山正通さんにより、「百年後も愛され続ける建物」をコンセプトに設計され、様々な人々が行き交い多くのご縁を結び繋いでいく場となっていくことを願っています。

  • 4社務所・参集殿

    平成二十四年、千三百五十年大祭を記念して新築され、伝統的な工法と最新の技術により建てられた純和風の佇まいの参集殿は、氏子崇敬者また神前結婚式の参列者の控えの間となっています。

  • 5再会の木

    その昔、神功皇后が宝満山頂に植えられ、親しい人々との再会を祈願したと伝えられる再会(サイカチ)の木。この木に向かって、好きな人との再会や、縁結び、まだ見ぬ人との出逢いを祈れば、きっと願いが叶うと信じられています。宝満山の頂上近くには再会の木の巨木があり、人々を見守るように佇んでいます。

  • 末社 五穀社の写真

    6末社 五穀社

    古来、五穀神は五穀(米、麦、粟、稗、豆)の豊穣を守護し、天地万物の生成、種子の発芽を促す守護神と信じられています。人が志を立て目標に立ち向かい進むとき、その兆しを興し道を切り開くお力を与えてくださると信じられています。

  • 7招霊の木

    招霊(おがたま)とは神様を招くという意味で、特に竈門神社では良縁・幸福を招く霊験の木と信仰されています。これは、神代の昔、天の岩戸の前で天鈿女命(アメノウズメノミコト)が招霊の枝を手に神楽舞を奏されると、天照大神は岩戸よりお出ましになり再び明るい平和な世の中となったことに由来しています。例年、四月上旬頃に香り高い白い花が咲き、また秋には鈴のような丸い実を結び、神楽鈴の起源と伝えられています。

  • 8愛敬の岩

    目を閉じて、好きな人を想い、あるいは未だ見ぬ人との出逢いを祈り、もう一方の岩に無事に辿り着くことができれば、恋が叶うと信じられています。

  • 9幸福の木縁結びこより

    恋の願いを「こより」にしたため、この木に結んで真摯に祈れば、恋が成就すると信じられています。これは、江戸時代、「十六参り」と言って、当時の成人年齢である十六歳を迎えた男女が、男性であれば社会に出て立派に身を立て一生お金に困らぬよう、女性であれば良縁に巡り合い一生幸せに暮らせるようにと、両親とともに宝満山に上りこよりに願いをしたため頂上付近の木に結んで祈願したことに由来しています。

  • 10展望舞台

    お守り授与所の裏手に太宰府のまちが一望できる展望舞台があります。英国出身のプロダクトデザイナーのジャスパー・モリソンさんのデザインによる、庵治石(御影石)で制作されたスツールと二人掛けのベンチが置かれ、四季折々の境内の雰囲気を感じつつ、美しい夕陽が沈む景色、そして、太宰府の街に灯りが点された穏やかな景色をゆっくりと楽しむことができる場所です。

  • 11末社 夢想権之助神社

    杖道の祖と称えられる夢想権之助は、江戸時代初期に活躍した剣客で、宝満山中で修業中に開眼し「神道夢想流杖術」を大成しました。現在でも杖道愛好家の方々が御神徳を仰ぎ、毎月の神前稽古で技と心を磨いています。

  • 末社 須佐社の外観写真

    12末社 須佐社

    記紀神話によると、出雲国に至った須佐之男命は櫛稲田姫を守るためヤマタノオロチを勇猛果敢に退治し、「八雲たつ 出雲八重垣 妻籠に 八重垣つくる その八重垣を」という日本で最初の和歌を詠まれ、愛を育み永遠の契を結んでたくさんの子宝にも恵まれました。須佐之男命の勇気ある行動と深い愛情は、良縁成就、家庭円満の象徴として尊ばれています。

  • 13末社 式部稲荷社

    稲は「命の根」とも表され、「稲荷」は「稲が成る」という意味があります。御祭神の「宇迦御霊神(ウカノミタマノカミ)」は、私たちが生きていく上で欠かすことができない稲穂の守護神として仰がれ、日々の生業を守護していただける神様です。

  • 14竈門山の桜

    烟たつ かまどの山の緋桜は
    香飯の国の 贈る春風 
            仙厓
    宝満山(かまど山)は、昔から桜の名所として名高く、たくさんの古歌にも詠われてきました。竈門神社の御神紋は桜で、毎年春には境内いっぱいに桜が咲き誇ります。えんむすびの神様としての御神徳を慕い、結婚や人生の節目を記念して、末永い幸せを祈り献木された桜もあります。

  • 15竈門神社の紅葉

    例年11月中旬から下旬にかけて、銀杏や楓など約300本の落葉樹が寒暖差の影響を受け徐々に色付き、赤やオレンジなど境内は紅葉の錦で染まります。期間中は夜間ライトアップも行われ、日中とは異なる幽玄の世界をお楽しみいただけます。
    これらの木々は、「紅葉上げ」と言って古くからこの地域に伝わる伝統行事で、毎年春に厄年を迎えた周辺地域の人々が、御神前でお祓いを受け境内に楓の木を奉納植樹するという風習によるものです。

参拝のご案内

  • 手水を受ける人の手元の写真

    手水

    神様にお参りする前には、手水舎の清浄な水で心身を洗い清めます。➀まず両手を洗い②次に両手に水をためて、その水でくちをそそぎ③今一度、両手を洗います。

  • 参拝の作法二礼二拍手一拝

    御神前に来たらまず①軽く一礼します(お賽銭はこの後に奉納)。②二拝(二度深く礼をします)、③二拍手、④手を合わせたまま日頃の感謝の気持ちをお伝えし、真摯な心でお願い事を祈念します。⑤一拝(一度深く礼をします)。⑥最後に軽く一礼します。

  • おみくじ

    おみくじには神様からの御教えが記されています。結果に一喜一憂するのではなく、記載されている内容をきちんと理解し、常日頃の生活の中で役立てていくことが大切です。読んだおみくじは納め所に結び奉納してください。

  • 絵馬

    祈願もしくはお礼参りの際に神社に奉納する絵を描いた板のことです。当社では「むすびの絵馬」、「サクラ絵馬」、その年の干支が描かれた「つがいの干支絵馬」の3種類があります。それぞれの願いを絵馬に託してご奉納ください。